Google スプレッドシートのテーブル機能が便利
テーブル機能とは
シートの一部を「テーブル」に変換してカラムに型をつけたり、テーブル名で参照できるようにする機能。
https://scrapbox.io/files/66bce3e462236d001dbb03ef.png
テーブルに変換する方法
メニューの「表示形式」から「テーブルに変換」を選択することによってテーブルに変換できる。
https://scrapbox.io/files/66bce3e11495a6001d6577f1.pnghttps://scrapbox.io/files/66bce3e462236d001dbb03ef.png
型によるチェック
型の不一致
テーブルの列に対して型を設定することができる。下の例では個数を数値型にしている。すると数値ではない「十五」というテキストが入ると警告が表示される。
https://scrapbox.io/files/66bce436d949f0001d95f1ef.png
プルダウン
列の型を「プルダウン」にすることもできる。セルがプルダウン(ドロップダウン)形式のリッチなUIになり、入力しやすい。あらかじめ決めた選択肢以外をセルに入れると、警告が出るようになる。
https://scrapbox.io/files/66bce45a13386a001d04cc7c.png
範囲をテーブル名で選択する
テーブルでない場合
テーブルでない場合、注文された個数の平均を計算するのは、以下のようにセルで範囲を指定する必要があった。
code:sheet
=AVERAGE('シート1'!$C$2:$C$6)
https://scrapbox.io/files/66bce53dbd5041001d6f643d.png
テーブルの場合
それがテーブルだと、テーブル名とカラム名によって範囲を指定することができる。以下の例ではテーブルに orders という名前をつけている。「個数」が列の名前だ。
code:sheet
普通のプログラミング言語の連想配列(辞書、マップ、ハッシュ)から値を取り出す操作に似ているのでわかりやすい。個人的にこれがテーブル機能で一番嬉しい。
https://scrapbox.io/files/66bce5478196fd001da6c9df.png
プルダウンの選択肢を別テーブルの列にすることもできる
準備
商品 という名前のテーブルを作っておく。
https://scrapbox.io/files/66bce6dd8196fd001da6ccf4.png
プルダウンを編集
「列の型を編集する」から再度プルダウンを選択し、「条件」を=商品[商品名]と指定する。これは「商品」というテーブルの「商品名」というカラムの範囲という意味だ。
https://scrapbox.io/files/66bce6fa314301001d43c9e3.png
商品名テーブルに追加された「マンゴー」が選択肢に増えていることで、別テーブルのカラムを参照できていることを確認できる。
グループ化して表示できるのが便利
初期状態のテーブル
あるカラムの種類ごとに表示したいときに、グループ化した表示を作成できるのが便利だ。
https://scrapbox.io/files/66c35344558e1a001c31b949.png
グループ化したテーブル
「グループ化ビューを作成」を選び、グループにしたいカラムを選択する。商品ごとに注文が表示されている。
https://scrapbox.io/files/66c353573fd7c6001da5184b.pnghttps://scrapbox.io/files/66c3537ccbd486001dc2a0ee.png
終わり
参考